第1章 羽生世代はなぜ「強かった」のか―突き上げを受けた棋士の視点
- 谷川浩司―黄金世代と対峙してきた“光速流”の本音
- 島朗―「55年組」やいまの若手と彼らは何が違うのか
- 森下卓―世代の狭間で気持ちを崩した俊英の告白
- 室岡克彦―強豪たちに大きな影響を与えた先達の見解
- 藤井猛―棋界の頂点に立っても拭えなかった劣等感
- 先崎学―早熟の天才が明かす同年代ゆえの「複雑さ」
- 豊川孝弘―奨励会入会が同じだった年上棋士の意地
- 飯塚祐紀―タイトル戦で競っていない奨励会同期の思い
- 渡辺明―将棋ソフトがもたらした“世代交代”の現実
- 深浦康市―いまも忘れ難い「控室での検討風景」
- 久保利明―“さばきのアーティスト”が抱いていた危機感と憧憬
- 佐藤天彦―難攻不落の牙城を撃破した“貴族”の視座
- 佐藤康光―人間の限界に挑んできたことの誇り
- 郷田真隆―定跡を一からつくってきた者たちの痛恨と自負
- 森内俊之 小学4年からの将棋仲間が「天才」だったことの幸せ
- 羽生善治―“年相応の難しさ”をどう乗り越えていくか