第1章 失われた二〇年―構造改革はなぜ失敗したのか
第2章 グローバル資本主義の危機―リーマン・ショックからEU危機へ
第3章 変容する資本主義―リスクを管理できない金融経済
第4章 「経済学」の犯罪―グローバル危機をもたらした市場中心主義
第5章 アダム・スミスを再考する―市場主義の源流にあるもの
第6章 「国力」をめぐる経済学の争い―金融グローバリズムをめぐって
第7章 ケインズ経済学の真の意味―「貨幣の経済学」へ向けて
第8章 「貨幣」という過剰なるもの―「稀少性の経済」から「過剰性の経済」へ
第9章 「脱成長主義」へ向けて―現代文明の転換の試み