第1講 健気を装う女―『マノン・レスコー』
第2講 脳髄のマゾヒズム―『カルメン』
第3講 「小娘」が化ける瞬間―『フレデリックとベルヌレット』
第4講 自らに恋を禁じたプロフェッショナル―『従妹ベッド』
第5講 「金銭を介した恋愛」のルール―『椿姫』
第6講 ファム・ファタルの心理分析―『サランボー』
第7講 悪食のファム・ファタル―『彼方』
第8講 「恋と贅沢と資本主義」の女神―『ナナ』
第9講 「失われた時間」への嫉妬―『スワンの恋』
第10講 ファム・ファタルとは痙攣的、さもなくば存在しない―『ナジャ』
第11講 「神」に代わりうる唯一の救済者―『マダム・エドワルダ』