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図説 人体イメージの変遷――西洋と日本 古代ギリシャから現代まで (岩波現代全書)

著者:坂井 建雄 
出版社:岩波書店
単行本(ソフトカバー):256ページ
発売日:2014-03-19
価格:2268円
分類: 医学 
キーワード: 図説  西洋  日本  古代  ギリシャ  現代 
図説 人体イメージの変遷――西洋と日本 古代ギリシャから現代まで (岩波現代全書)
       

<マイリスト>

<目次>

1 黎明期の人体イメージ―古代から16世紀まで
  • 人体を表現する試みが始まる―文章と単純な図による表現
  • ルネサンスの芸術家が人体を解剖する―ミケランジェロとレオナルド
  • 印刷と芸術を用いて人体が表現される―ヴェサリウスの『ファブリカ』
  • 人体を探求し表現する試行錯誤―ヴェサリウスを超えるための試み
2 成熟する人体イメージ―17世紀から18世紀まで
  • 情念を表出し理念を解放する―古典の崩壊とバロック
  • 人体への探究を深化させる―人体表現のリアリズム
  • 理性に基づいて普遍と理想を求める―啓蒙思想と博物学
  • 人体を社会に向けて表現する―解剖標本、蝋細工
3 多様化する人体イメージ―19世紀から現代まで
  • 臓器の病的な変化を表現する―柔らかな陰影を表現するリトグラフ
  • 人体を体系的に理解する―木口木版画による図と文章の統合
  • 人体についての知を表現する―写真製版による表現力の拡大
  • 人体をありのままに見せる―医療画像と実物の迫真力
4 日本人の人体イメージ
  • 死を描く―中世ヨーロッパの「死の舞踏」と日本の「九相図」
  • 腑分けの刑死体を描く―江戸時代の解剖図
  • 江戸時代の蘭学から明治のドイツ医学へ―西洋から医学を学ぶ
  • 遺体と解剖体の境目―欧米と日本の解剖体事情

<新聞書評>

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