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精神を切る手術――脳に分け入る科学の歴史

著者:ぬで島 次郎 
出版社:岩波書店
単行本:256ページ
発売日:2012-05-24
価格:2916円
分類: ノンフィクション  医学史 
キーワード: 精神  手術    科学  歴史 
評価 3.9   読者数 2.4
精神を切る手術――脳に分け入る科学の歴史
       

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<目次>

序章 なぜ「精神を切る手術」か―脳の科学と臨床の関係を考えるために
第1章 「偉大で絶望的な治療」―欧米での精神外科の発端と展開
  • 創始者モニスと伝道者フリーマン
  • 様々な代替法の開発―消えた流れと今につながる流れ
  • 退潮と非難を超えて―生き残った精神外科
第2章 封印された過去―日本の精神外科の歴史
  • ロボトミーの始まりと広まり
  • ロボトミーに代わる術式の展開―戦後日本の脳外科、神経科の動向との関わり
  • 学会による否定決議とタブーの定着
第3章 脳への介入の「根拠」と「成果」―脳科学と精神外科の相互交渉
  • ロボトミーは前頭葉への注目で始まった―勃興期の精神外科と脳神経回路説
  • 記憶の研究を革新した一症例―眼窩皮質下切截の「副産物」
  • どこをどう切ればよいか―脳画像研究の進展と精神外科の現在
  • 医療の名のもとに脳にどこまで介入してよいか―治療と臨床試験の狭間で
終章 脳科学に何を求めるべきか―社会への応用に対する科学研究のあり方

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